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東京工業大学

日本数学会・市民講演会(2008)

日時:9月23日(秋分の日)14:00〜16:30
場所:東京工業大学 デジタル多目的ホール
入場無料・事前申し込み不要

14:00〜14:10 開会,挨拶
14:10〜15:10 講演:結び目の数学
今井 淳(首都大学東京大学院理工学研究科)
結び目とは、蝶結びとかかた結びといった、紐で作った結び目のこ とです。数学で扱うときには、紐の両端をくっつけ、輪っかにして 考えます。すると、輪っか、つまり円周が3次元空間の中にどうよ うに入っているか、というトポロジー(位相幾何学)の問題になり ます。数学のいろいろな分野や数理物理学とも関連し、近年大変盛 んに研究されています。講演では、簡単な歴史、80年代から活発 に研究されている結び目不変量(結び目の違いの判定に使うことが できます)、そしてDNAや高分子科学といった数学以外への応用 など、結び目理論の一端をご紹介したいと思います。
講演PDFファイル(6.6MB)

15:10〜15:30 休憩
15:30〜16:30 講演:素数からゼータの未来へ
黒川信重(東京工業大学大学院理工学研究科)
素数概念は2500年程昔のギリシャにおいて発見され、現代数学 に至るまで数学発展の原動力を与え続けている。素数をまとめ上げ るものが、昨年生誕300周年を迎えたオイラーの発見したゼータ である:自然数→《分解》→素数→《統合》→ゼータ。150年に なる数学最大の難問リーマン予想はゼータの零点の問題であると同 時に素数分布の問題でもある。また、素数は現在の日常生活でもな くてはならないものになっている。たとえば、携帯電話等のセキュ リティの暗号の鍵は素数である。この機会に、素数研究の歴史と未 来を考えたい。



問い合わせ先: 東京工業大学 大学院理工学研究科 数学専攻
電話番号: (03) 5734-2205(数学事務室)

下のポスターのPDF(5MB)