講義名 解析学特論G(Advanced topics in Analysis G  科目コード:MTH.C503
開講学期 1Q 単位数 1--0--0
担当 二宮 祥一  教授:西9号館1階W103号室(内線3517)



【講義の概要とねらい】
本講とこれに続く「解析学特論H」では数理ファイナンスの基本となる伊藤積分(確率積分)と確率微分方程式について講義する. 応用として数理ファイナンスの基礎にも触れる.

【到達目標】
連続時間マルチンゲール、ブラウン運動、伊藤積分、確率微分方程式の概念の理解を目標とする。

【キーワード】
マルチンゲール、ブラウン運動、伊藤積分、確率微分方程式、数理ファイナンス

【学生が身につける力】
専門力

【授業の進め方】
板書と配布資料による

【授業計画・課題】

第1回 確率論の復習
第2回 確率過程
第3回 マルチンゲール(1),定義
第4回 マルチンゲール(2),停止時刻,任意抽出定理
第5回 二次変動過程
第6回 ブラウン運動(1) 定義と存在
第7回 ブラウン運動(2) 重要な性質
第8回 伊藤積分(確率積分)


課題は講義中に指示する

【授業時間外学修(予習・復習等)】
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

【教科書】
特になし

【参考書、講義資料等】
谷口説男, 「確率微分方程式」, 共立出版
楠岡成雄, 「確率解析」, 知泉書館

【成績評価の基準及び方法】
レポート課題による.詳細は講義中に指示する.

【関連する科目】
MTH.C361 : 確率論
MTH.C504 : 解析学特論H

【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
特になし.

【その他】
2016年度に大学院に入学した学生は、この科目を教職科目として使うことはできません。
本年度の履修登録に当たっては十分に注意して下さい。

講義情報は T2SCHOLA に掲示します.