講義名 代数学特論D(Advanced topics in Algebra D)  科目コード:MTH.A404
開講学期 4Q 単位数 1--0--0
担当 吉川 翔 助教:本館3階313号室(内線3394)


【講義の概要とねらい】
本講義は "Advanced topics in Algebra C" (代数学特論C) で学習した内容に基づいて、準Frobenius正則性の基本的な性質や応用について学ぶ.

【到達目標】
Frobenius正則性や準Frobenius正則性を理解できる.また、具体例やアプリケーションを通じて、現代の研究における正標数の特異点論の重要性について知見を得ることができる。

【キーワード】
可換環,特異点,Frobenius写像,Witt環.

【学生が身につける力】
専門力

【授業の進め方】
通常の講義形式による

【授業計画・課題】

第1回 Witt環1
第2回 Witt環2
第3回 準Frobenius分裂性
第4回 Calabi-Yau多様体の準Frobenius分裂性
第5回 準Frobenius分裂性のFedder型の判定法1
第6回 準Frobenius分裂性のFedder型の判定法2
第7回 準Frobenius正則性

課題は講義中に指示する

【授業時間外学修(予習・復習等)】
学習効果を上げるため、講義やその他資料で提供する参考資料の閲覧を推奨する。

【教科書】
使用しない

【参考書、講義資料等】
Matsumura, Hideyuki, Commutative ring theory, Cambridge Studies in Advanced Mathematics, 8, 1986.
Karl Schwede, Kevin Tucker, A survey of test ideals, arXiv:1104.2000, 2000.

【成績評価の基準及び方法】
レポートの解答状況による。詳細は講義中に指示する。

【関連する科目】
MTH.A403 : 代数学特論C

【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
学部程度の代数,特に可換環論.