講義名 幾何学特論D1(Advanced topics in Geometry D1  科目コード:MTH.B408
開講学期 4Q 単位数 1--0--0
担当 五味 清紀 教授:本館2階222号室(内線2219)

【講義の概要とねらい】
位相的K理論は一般コホモロジー理論のひとつであり, 位相空間上のベクトル束をおおまかに分類する. この講義では, Bott周期性やThom同型定理を含む, 位相的K理論の基本性質について解説する. 応用については講義の最後に与える.

【到達目標】
位相的K理論の基本性質を理解する.
位相的K理論の応用を理解する.

【キーワード】
ベクトル束, K理論, Bott周期性, Thom同型.

【学生が身につける力】
専門力

【授業の進め方】
通常の講義形式

【授業計画・課題】

第1回 ホモトピー公理と切除公理
第2回 完全性公理
第3回 Bott周期性, I
第4回 おBott周期性, II
第5回 Weil-Petersson 距離
第6回 Thom同型定理, I
第7回 Thom同型定理, II
第8回 応用


課題は講義中に指示する

【授業時間外学修(予習・復習等)】
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

【教科書】
特になし. 必要に応じて講義資料を配布する.

【参考書、講義資料等】
M. F. Atiyah, K-theory. Lecture notes by D. W. Anderson W. A. Benjamin, Inc., New York-Amsterdam 1967

【成績評価の基準及び方法】
課題により評価を行う.

【関連する科目】
MTH.B203 : 位相空間論第三
MTH.B204 : 位相空間論第四
MTH.B341 : 位相幾何学
LAS.M106 : 線形代数学第二
MTH.A201 : 代数学概論第一
MTH.A202 : 代数学概論第二
MTH.A203 : 代数学概論第三
MTH.A204 : 代数学概論第四
MTH.A204 : 代数学概論第四

【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
基本的なトポロジーと代数に習熟していること.