講義名 代数学特論D1(Advanced topics in Algebra D1)
開講学期 4Q 単位数 1--0--0
担当 田口 雄一郎 教授:本館2階217号室(内線3386)
【講義の概要とねらい】
数論では様々な数論的対象に対しそのL函数が定義され、重要な役割を果たす。本講義ではガロア表現論に基く L函数の解釈を説明し、重要な結果や予想について議論する。3Qに開講される「代数学特論C1」と併せて一連の内容をなす。後半の「D1」では発展的な内容(Dwork理論、保形性)を扱ふ。
【到達目標】
・φ加群のL函数とその解析性のDwork理論による証明を理解する。
・L函数の保形性について理解を深め、1次元表現の場合の証明を理解する。
【キーワード】
L函数、ガロア表現、保形性、φ加群、Dwork理論
【学生が身につける力】
専門力
【授業の進め方】
通常の講義形式で行う.また,適宜レポート課題を出す.
【授業計画・課題】
第1回 | φ加群のL函数(その一) |
第2回 | φ加群のL函数(その二) |
第3回 | φ加群のL函数(その三) |
第4回 | 代数的ヘッケ指標 |
第5回 | CMアーベル多様体のL函数(その一) |
第6回 | CMアーベル多様体のL函数(その二) |
第7回 | CMアーベル多様体のL函数(その三) |
課題は講義中に指示する.
【授業時間外学修(予習・復習等)】
学修効果を上げるため,寝ても覚めても L函数やガロア表現に思ひを致す事。
【教科書】
特になし.
【参考書、講義資料等】
特になし.
【成績評価の基準及び方法】
上記レポートの解答状況による (100%)。詳細は講義中に指示する。
【関連する科目】
MTH.A407 : 代数学特論C1
ZUA.A333 : 代数学特別講義C1
ZUA.A334 : 代数学特別講義D1
【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
学部程度の代数学の知識