講義名 解析学特論D(Advanced topics in Analysis D) 科目コード:MTH.C404
開講学期 4Q 単位数 1--0--0
担当 坂本 祥太 助教:本館3階314B号室(内線2203)
【講義の概要とねらい】
非切断Boltzmann方程式の基礎理論について解説する。特に切断Boltzmann方程式との違いである解の平滑化効果を主題に解説する。
時間があれば、流体力学極限とのつながりについても紹介したい。
本講義は直前に行われる「解析学特論C」につづくものである.
【到達目標】
非切断Boltzmann方程式の持つ平滑化効果を理解すること
【キーワード】
解の平滑化効果、流体力学極限
【学生が身につける力】
専門力
【授業の進め方】
通常の講義形式で行う.適宜レポート課題を出題する.
【授業計画・課題】
第1回 | 非切断Boltzmann方程式と切断Boltzmann方程式の違いについての概観 |
第2回 | Cancellation lemmaと強圧性評価 |
第3回 | 解の平滑化効果 1: AMUXY(2011, ARMA)の主定理の紹介 |
第4回 | 解の平滑化効果 2: 積分作用素の上からの評価 |
第5回 | 解の平滑化効果 3: 積分作用素の下からの評価 |
第6回 | 流体力学極限 1: Hilbert展開 |
第7回 | 流体力学極限 2: Knudsen数、Mach数と各種流体方程式 |
課題は講義中に指示する
【授業時間外学修(予習・復習等)】
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
【教科書】
使用しない
【参考書、講義資料等】
授業中に適宜指示する。
【成績評価の基準及び方法】
レポート課題(100%)による
【関連する科目】
MTH.C403 : 解析学特論C
【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
「解析学特論C」の内容を理解していること。