講義名 代数学特論B(Advanced topics in Algebra B) 科目コード:MTH.A402
開講学期 2Q 単位数 1--0--0
担当 染川 睦郎 助教:本館3階311号室(内線3390)
【講義の概要とねらい】
本講義は、代数学特論Aに続くものである。
エタールコホモロジーは整数論、数論幾何、表言論などにおいて大切な道具を与える。本講義では、エタールコホモロジーの理論を紹介する。グロタンディーク位相上の層の理論を論じ、エタールコホモロジーの定義を行い、その性質を解説する。
【到達目標】
本講義の目標は、次を理解することである。
(1)エタールコホモロジーの定義
(2)エタールコホモロジー, ガロアコホモロジー, ザリスキーコホモロジーの間の関係
(3)低次元のエタールコホモロジーの計算方法
【キーワード】
グロタンディーク位相, ザリスキコホモロジー, エタールコホモロジー
【学生が身につける力】
専門力、課題設定力、実践力または解決力
【授業の進め方】
通常の講義形式による
【授業計画・課題】
第1回 | アーベル圏 |
第2回 | ザリスキーコホモロジー |
第3回 | グロタンディーク位相 |
第4回 | エタール射 |
第5回 | エタールコホモロジー (1) |
第6回 | エタールコホモロジー (2) |
第7回 | 応用 |
課題は講義中に指示する
【授業時間外学修(予習・復習等)】
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね30分を目安に行うこと。
【教科書】
使用しない
【参考書、講義資料等】
講義資料は講義中に配布する。
【成績評価の基準及び方法】
上記レポートの解答状況による。詳細は講義中に指示する。
【関連する科目】
MTH.A301 : 代数学第一
MTH.A302 : 代数学第二
MTH.A331 : 代数学続論
MTH.A401 : 代数学特論A
【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
学部程度の代数