講義名 幾何学特論A1(Advanced topics in Geometry A1) 科目コード:MTH.B405
開講学期 1Q 単位数 1--0--0
担当 五味 清紀 教授:本館2階222号室(内線2219)
【講義の概要とねらい】
位相的K理論とは, 一般コホモロジー理論のひとつであり, 位相空間上のベクトル束をおおまかに分類するものである. この講義では, ベクトル束の定義や基礎的な性質の解説から始めて,
位相的K理論を導入する.
【到達目標】
次のことを理解する:
・ベクトル束の基本性質
・位相的K理論の定義
【キーワード】
ベクトル束, 位相的K理論
【学生が身につける力】
専門力
【授業の進め方】
標準的な講義.各回宿題を課す.
【授業計画・課題】
第1回 | ベクトル束の定義と例 |
第2回 | ベクトル束の基本性質 |
第3回 | 部分束と商束 |
第4回 | コンパクトHausdorff空間上のベクトル束, I |
第5回 | コンパクトHausdorff空間上のベクトル束, II |
第6回 | K理論の定義 |
第7回 | K理論における積 |
課題は講義中に指示する
【授業時間外学修(予習・復習等)】
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
【教科書】
特になし.必要に応じて講義資料を配布する.
【参考書、講義資料等】
M. F. Atiyah, K-theory. Lecture notes by D. W. Anderson W. A. Benjamin,
Inc., New York-Amsterdam 1967
【成績評価の基準及び方法】
課題により評価を行う
【関連する科目】
MTH.B203 : 位相空間論第三
MTH.B204 : 位相空間論第四
MTH.B341 : 位相幾何学
LAS.M106 : 線形代数学第二
MTH.A201 : 代数学概論第一
MTH.A202 : 代数学概論第二
MTH.A203 : 代数学概論第三
MTH.A204 : 代数学概論第四
【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
基礎的なトポロジー(MTH.B203, MTH.B204, MTH.B341)と代数(LAS.M106, MTH.A201, MTH.A202,
MTH.A203, MTH.A204)に習熟していること.