講義名 幾何学特論C(Advanced topics in Geometry C  科目コード:MTH.B403
開講学期 3Q 単位数 1--0--0
担当 Kalman Tamas 准教授:本館2階208号室(内線2217)


【講義の概要とねらい】
微分トポロジーにおける基本的な概念と定理について解説する。
本講義は、引き続き行われる「幾何学特論D」に続くものである。

【到達目標】
多様体の微分可能な写像の位相的な性質を用い、ホモトピー群、コボルディズム環、CW複体のホモロジー群、閉曲面の分類等を理解すること。
また、連続写像の滑らかな近似、普及写像の概念とかを応用できるようになること。

【キーワード】
ベクトル場、回転数、種数、ホモトピー群、次数、はめ込み、コボルディズム、横断生

【学生が身につける力】
専門力

【授業の進め方】
通常の講義形式

【授業計画・課題】

第1回 ベクトル場、回転数
第2回 閉曲面の分類
第3回 連続写像の滑らかな写像による近似
第4回 ホモトピー群
第5回 はめ込み、沈め込み、横断生
第6回 写像の次数
第7回 CW複体のホモロジー群
第8回 コボルディズム環、Pontryagin--Thom 構成


課題は講義中に指示する

【授業時間外学修(予習・復習等)】
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

【教科書】
使用しない

【参考書、講義資料等】
足立正久: 埋め込みとはめ込み

【成績評価の基準及び方法】
レポートや試験等をもとに評価する.詳細は講義中に指示する.

【関連する科目】
MTH.B301 : 幾何学第一
MTH.B302 : 幾何学第二
MTH.B331 : 幾何学続論
MTH.B404 : 幾何学特論D

【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
「幾何学第一」、「幾何学第二」、「幾何学続論」を履修済みであることが望ましい。