講義名 解析学特論D(Advanced topics in Analysis D)  科目コード:MTH.C404
開講学期 4Q 単位数 1--0--0
担当 小野寺 有紹 准教授:本館2階211号室(内線2213)


【講義の概要とねらい】
楕円型偏微分方程式の過剰決定問題について解説する.
特に,その変分構造や調和函数族に対する恒等式による特徴付け,発展方程式的解析手法について概説する.
本講義は直前に行われる「解析学特論C」につづくものである.

【到達目標】
過剰決定問題とその特徴付け,解析手法の理解

【キーワード】
楕円型偏微分方程式,過剰決定問題,変分法,解析的半群

【学生が身につける力】
専門力

【授業の進め方】
通常の講義形式で行う.適宜レポート課題を出題する.

【授業計画・課題】

第1回 過剰決定問題
第2回 変分構造と存在定理1
第3回 変分構造と存在定理2
第4回 一意性定理
第5回 共役定理(調和函数族の求積公式による特徴付け)
第6回 発展方程式手法1
第7回 発展方程式手法2


課題は講義中に指示する

【授業時間外学修(予習・復習等)】
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

【教科書】
使用しない

【参考書、講義資料等】
- D. Gilbarg, N. Trudinger, Elliptic Partial Differential Equations of Second Order, Springer, 2001.
- A. Lunardi, Analytic Semigroups and Optimal Regularity in Parabolic Problems, Birkhauser, 1995.

【成績評価の基準及び方法】
レポート課題(100%)による

【関連する科目】
MTH.C403 : 解析学特論C

【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
なし