講義名 解析学特論D(Advanced topics in Analysis D)  科目コード:MTH.C404
開講学期 4Q 単位数 1--0--0
担当 柳田 英二 教授:本館2階202号室(内線2453)


【講義の概要とねらい】
反応拡散方程式は時間とともに空間構造が変化する様子を記述する偏微分方程式であり,生物学,物理
学,化学,集団遺伝学,神経生理学などさまざまな分野に現れる現象の数学モデルとなる.この講義では,反応拡散方程式の数学理論を基礎から解説する.この講義は解析学特論Cの続きである.

【到達目標】
反応拡散方程式の性質について理解し,解の挙動を数学的に解析する手法を習得する.

【キーワード】
反応拡散方程式,空間パタン,安定性

【学生が身につける力】
専門力

【授業の進め方】
通常の講義形式による講義.

【授業計画・課題】

第1回 多成分反応拡散方程式
第2回 領域の縮約
第3回 拡散誘導不安定性
第4回 勾配系
第5回 ロトカ・ボルテラ方程式
第6回 フィッツヒュー・南雲方程式
第7回 ギンズブルグ・ランダウ方程式
第8回 ギーラー・マインハルト方程式


課題は講義中に指示する

【教科書】
特になし

【参考書、講義資料等】
柳田英二「反応拡散方程式」,東京大学出版会

【成績評価の基準及び方法】
レポート課題(100%)

【関連する科目】
MTH.C341 : 微分方程式概論第一
MTH.C342 : 微分方程式概論第二
MTH.C403 : 解析学特論C

【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
「MTH.C403 : 解析学特論C」の履修.