講義名 解析学特論C(Advanced topics in Analysis C) 科目コード:MTH.C403
開講学期 3Q 単位数 1--0--0
担当 柳田 英二 教授:本館2階202号室(内線2453)
【講義の概要とねらい】
反応拡散方程式は時間とともに空間構造が変化する様子を記述する偏微分方程式であり,生物学,物理学,化学,集団遺伝学,神経生理学などさまざまな分野に現れる現象の数学モデルとなる.この講義では,反応拡散方程式の数学理論を基礎から解説する.この講義は「解析学特論D」に続く.
【到達目標】
反応拡散方程式の性質について理解し,解の挙動を数学的に解析する手法を習得する.
【キーワード】
反応拡散方程式,空間パタン,安定性
【学生が身につける力】
専門力
【授業の進め方】
通常の講義形式による講義.
【授業計画・課題】
第1回 | 反応拡散モデル |
第2回 | 各種の特徴的な解 |
第3回 | 単独反応拡散方程式の性質 |
第4回 | 有界領域上の単独反応拡散方程式 |
第5回 | 有限区間上の単独反応拡散方程式 |
第6回 | 藤田方程式 |
第7回 | フィッシャー方程式 |
第8回 | 南雲方程式 |
課題は講義中に指示する
【教科書】
特になし
【参考書、講義資料等】
柳田英二「反応拡散方程式」,東京大学出版会
【成績評価の基準及び方法】
レポート課題(100%)
【関連する科目】
MTH.C341 : 微分方程式概論第一
MTH.C342 : 微分方程式概論第二
MTH.C404 : 解析学特論D
【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
「MTH.C341:微分方程式概論第一」と「MTH.C342:微分方程式概論第二」を履修していることが望ましい.