講義名 解析学特別講義A(Advanced courses in Analysis A) 科目コード:ZUA.C331
開講学期 1Q 単位数 1--0--0
担当 利根川 吉廣 教授:本館2階203号室(内線2209)
柴田 将敬 助教:本館2階314B号室(内線2203)
【講義の概要とねらい】
ポアソン方程式に代表される, 楕円型偏微分方程式の境界値問題について論じる.
解の存在・正則性・最大値原理などの基本的かつ重要な定理を紹介する.
本講義は,引き続き行われる「解析学特別講義B」に続くものである.
【到達目標】
楕円型偏微分方程式の解の存在,一意性,重要な性質を知る.
【キーワード】
ポアソン方程式,境界値問題
【学生が身につける力】
専門力
【授業の進め方】
通常の講義形式による講義
【授業計画・課題】
第1回 | ソボレフ空間 |
第2回 | 弱解の存在 |
第3回 | 解の正則性 |
第4回 | 最大値の原理 |
第5回 | ハルナックの不等式 |
第6回 | 固有値と固有関数 |
第7回 | 優解・劣解の方法 |
第8回 | ポホザエフの等式と解の非存在 |
課題は講義中に指示する
【教科書】
特になし
【参考書、講義資料等】
L. C. Evans, Partial Differential Equations, American Mathematical Society
D. Gilbarg and N. S. Trudinger, Elliptic Partial Differential Equations of Second Order, Springer-Verlag
【成績評価の基準及び方法】
レポートにより評価する。詳細は講義中に指示する.
【関連する科目】
ZUA.C332 : 解析学特別講義B
【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
「解析学特別講義B (ZUA.C332)」 も同時に履修すること。