講義名 代数学演習A第二Exercises in Algebra II  科目コード:ZUA.A204
開講学期 3-4Q 単位数 1--1--0
担当 
川内 毅  助教:本館3階314A号室(内線2215)
    皆川 龍博 助教:本館3階313号室(内線3394)



【講義の概要とねらい】
本科目は「代数学概論第二 (ZUA.A203)」の演習である。「代数学概論第二」で扱われる講義の内容について、問題演習を行う。

【到達目標】
特に重要な概念である、群の準同型、正規部分群、群の準同型定理、共役類、類等式、群の作用、等を理解し、習熟する事。また、これらについての基本的な性質を自力で証明できる様になる事。

【キーワード】
群の公理、部分群、剰余類、位数、巡回群、対称群、群の準同型、正規部分群、群の準同型定理、共役類、類等式、群の作用

【学生が身につける力】
専門力

【授業の進め方】
「代数学概論第二」で解説した内容に関する問題演習

【授業計画・課題】

第1回 以下の内容に関する問題演習: 群の公理、群の典型例、および公理から導かれる群の基本的性質
第2回 以下の内容に関する問題演習: 群の積、単位元、逆元の基本的性質
第3回 以下の内容に関する問題演習: 部分群の定義、部分群の判定法、部分群の例
第4回 以下の内容に関する問題演習: 部分群による右剰余類、左剰余類
第5回 以下の内容に関する問題演習: 群の位数、ラグランジュの定理
第6回 以下の内容に関する問題演習: 群の元の位数、巡回群
第7回 以下の内容に関する問題演習: 対称群
第8回 理解度確認
第9回 以下の内容に関する問題演習: 群の準同型、群の準同型の像・核
第10回 以下の内容に関する問題演習: 正規部分群、剰余群
第11回 以下の内容に関する問題演習: 群の第一、第二、第三準同型定理
第12回 以下の内容に関する問題演習: 部分集合によって生成された部分群
第13回 以下の内容に関する問題演習: 元の共役、共役類、中心化群
第14回 以下の内容に関する問題演習: 類等式とその応用
第15回 以下の内容に関する問題演習: 群の作用


課題は講義中に指示する


【教科書】
特になし

【参考書、講義資料等】
堀田良之:代数入門−環と加群−,裳華房, 1987.
中島匠一:代数と数論の基礎,共立出版 2000.
高木貞治:代数学講義, 共立出版, 1965.
高木貞治:初等整数論講義, 共立出版, 1971.
アンドレ・ヴェイユ:初学者のための整数論(ちくま学芸文庫),筑摩書房,2010.

【成績評価の基準及び方法】
小テスト,演習問題の解答状況. 詳細は講義中に指示する.

【関連する科目】
MTH.A203 : 代数学概論第三
MTH.A204 : 代数学概論第四
ZUA.A201 : 代数学概論第一
ZUA.A202 : 代数学演習A第一
ZUA.A203 : 代数学概論第二

【履修の条件(知識・技能・履修済科目等)】
「線形代数学第一・演習」「線形代数学第二」「線形代数学演習第二」「代数学概論第一 (ZUA.A201)」「代数学演習A第一 (ZUA.A202)」を履修していることを前提とする。
「代数学概論第二 (ZUA.A203)」を同時に履修することが強く推奨される(未履修の場合)。