講義名 解析学特論C(Advanced topics in Analysis C) 科目コード:MTH.C403
開講学期 3Q 単位数 1--0--0
担当 志賀 啓成 教授:本館2階222号室(内線2219)
【講義の概要とねらい】
この講義ではヤコビ及びワイエルシュトラスの楕円関数とそれらとRiemann面の関わりを解説する.本講義は,引き続き行われる「解析学特論D」に続くものである.
講義の主たるねらいはRiemann面理論と楕円関数を組み合わせて理解することにある.楕円関数を楕円積分を通して理解することは,応用上及び理論上有益であり,数学の諸分野の理論を理解する上で重要である.
【到達目標】
本講義を履修することによって以下のことが取得される.
1)楕円積分の理解.
2)楕円関数の基本的性質の理解.
3)ヤコビ及びワイエルシュトラスの楕円関数の理解.
【キーワード】
楕円関数.楕円積分.リーマン面
【学生が身につける力】
専門力
【授業の進め方】
通常の講義形式による講義.
【授業計画・課題】
第1回 | リーマンの写像定理とSchwarz-Christoffel変換 |
第2回 | 楕円積分 |
第3回 | 種々の楕円積分 |
第4回 | 楕円関数とその基本的性質 |
第5回 | Jacobiの楕円関数 |
第6回 | Jacobiの楕円関数の性質 |
第7回 | Weierstrassの楕円関数 |
第8回 | Weierstrassの楕円関数の基本的性質 |
課題は講義中に指示する
【教科書】
特になし
【参考書、講義資料等】
未定
【成績評価の基準及び方法】
レポート課題(100%)
【関連する科目】
MTH.C301 : 複素解析第一
MTH.C302 : 複素解析第二
MTH.C404 : 解析学特論D
【履修の条件(知識・技能・履修科目等)】
MTH.C301 : 複素解析第一とMTH.C302 : 複素解析第二を履修していることが望ましい.