講義名 整数論第二(Number Theory II)
開講学期 8学期 単位数 2--0--0
担当  黒川 信重 教授:本館2階228号室(内線2216)



【講義の目的】
整数論の基礎になるゼータ関数論の周辺を講義する。

【講義計画】
 1.基本的ゼータ関数
 2.ゼータ関数の歴史
 3.合同ゼータ関数
 4.セルバーグゼータ関数
 5.ラマヌジャン予想とゼータ関数
 6.多重フルビッツゼータ関数
 7.多重ガンマ関数
 8.多重三角関数
 9.絶対保型形式
10.絶対ゼータ関数

【教科書・参考書等】
教科書は指定しないが、参考書としては、次の3冊をあげておきたい。
1)黒川信重『現代三角関数論』岩波書店、2013年。
2)黒川信重『ガロア理論と表現論:ゼータ関数への出発』日本評論社、2014年。
3)黒川信重・栗原将人・斎藤毅『数論U』岩波書店、2005年。

【関連科目・履修の条件等】
代数学の基礎や複素関数論を仮定する。

【成績評価】
授業中に出題するテーマについてのレポートによる。

【担当教員から一言】
ゼータ関数は整数論の基礎ですが、数学の広い範囲にわたっても考えられているテーマです。ぜひ、たくさんのゼータ関数に親しんでください。