講義名 代数学特論第五(Advanced Algebra V)
開講学期 前学期 単位数 1--0--0
担当 新田 泰文 助教:本館2階236号室(内線3399)
【講義の目的】
複素多様体上の正則ベクトル場と正則微分形式の理論について, 入門的講義を行う.
【講義計画】 1. 複素多様体とケーラー多様体 2. 正則ベクトル場と正則微分形式 3. リヒネロヴィッチの定理 4. ホッジ多様体における正則ベクトル場の分解 また, 時間があれば, 関連する最近の話題からいくつか選んで解説する. ※上記の内容は状況に応じて変更する可能性がある.
【教科書・参考書等】
教科書は特に指定しない. 必要に応じて講義中に参考書を紹介する.
【関連科目・履修の条件等】
複素解析, 可微分多様体の基本的な事項は既知のものとして講義を進める.
【成績評価】
レポート等によって評価する.
【担当教員から一言】
複素多様体上の正則ベクトル場全体の集合は, 自然に定まる演算によって複素リー環になる. 講義ではそのリー環としての構造に焦点を当てて解説する. 【注意事項】
講義期間は前期の後半です. 6月5日に講義を開始します.