講義名 幾何学特論第二Special Lectures on Geometry II
開講学期 8学期 単位数 2--0--0
担当 遠藤 久顕 教授:本館2階204号室(内線2208)



【講義の目的】

 ベクトル束に関する基礎事項をトポロジーの立場から解説する。


【講義計画】

 1 ベクトル束の定義と具体例

 2 ベクトル束の構成と切断・内積

 3 球面上のベクトル束

 4 Grassmann多様体と普遍束

 5 特性類の一般論

 時間が許せば、K理論とBott周期性、Thom同型とEuler類などの話題にも触れたい。


【教科書・参考書等】

 教科書は指定しない。参考書として次をあげておく。

 ミルナー&スタシェフ『特性類講義』(シュプリンガー・フェアラーク東京)


【関連科目・履修の条件等】

 集合と位相、線型代数、代数系の基礎的な知識を仮定する。

 多様体やホモロジー群に関する知識があればなお良いが、

 必須ではない。講義中に適宜復習を行う。


【成績評価】

 提出物によって評価する。


【担当教員から一言】

 ベクトル束は幾何学の様々な分野で用いられる重要な概念です。

 幾何学的なイメージを大切にしながら丁寧に解説するつもりです。