講義名 代数学概論第一Introduction to Algebra I
開講学期 3学期 単位数 2--0--0
担当 黒川 信重 教授:本館2階228号室(内線2216)



【講義の目的】
代数学の基礎事項について説明する。主に群を扱う。

【講義計画】
1.群の定義
2.準同型写像
3.部分群
4.正規部分群
5.剰余群
6.群の準同型定理
7.群に関する種々の性質

【教科書・参考書等】
特に指定しない。『代数学』のタイトルの教科書なら群については
はじめのところに解説がある。なるべく詳しい本が後の学習のためには
お勧めである。

【関連科目・履修の条件等】
代数学概論第二(主に環論)へと続く。さらに、代数学第一、第二で扱われる
ガロア理論において重要な役割を果たす。

【成績評価】
中間試験・期末試験等により評価する。

【担当教官から一言】
群は数学の基礎をなす概念で、代数学だけでなく、幾何学の基本群等
いたるところに登場します。また、物理学や化学の分野等でも、対称性の
表れとして幅広く活用されます。ぜひ、群に親しんでください。
数多くの実例に触れながら、抽象理論も勉強してくだい。