講義名 解析学特論第四(Special Lectures on Analysis IV)
開講学期 第8学期 単位数 2--0--0
担当 志賀 啓成 教授:本館2階222号室(内線2219)
【講義の目的】
リーマン面上のポテンシャル論,Martin境界理論を講義する.
【講義計画】
以下のような内容で講義をする予定である.
1.調和函数の基本的事項
2.Perronの方法
3.Martinコンパクト化
時間が許せば,他のコンパクト化についても紹介したい.
【教科書・参考書等】
講義はできるだけ
self-contained
であるように心がけるので
教科書,参考書は講義の聴講のためには必要ない.
しかし,より深く理解するための情報として,講義中に適宜,参考文献を挙げる.
【関連科目・履修の条件等】
必要な予備知識: ルベーグ積分論,関数論
【成績評価】
レポートによる.問題は講義中に提示する.
【担当教員から一言】
講義の内容は基本的なもので,その手法も含めて解析学の理解に必要なものである.
一方,Martinコンパクト化を含むコンパクト化の話は分野を問わず最近よく議論されている.
これらの話は必ずしもリーマン面の話ではないが,これらを理解する基本的素養としても
役立つと思われる.