講義名 代数学概論第一Introduction to Algebra I
開講学期 3学期 単位数 2--0--0
担当 三町 勝久 教授:本館2階203号室(内線2209)



【講義の目的】
 
代数学の基礎事項について説明する。群環体の初歩を勉強する。

【講義計画】
 
群の定義から始まり、部分群、正規部分群、剰余群、準同型写像、
 同型写像、準同型定理、環とそのイデアル、体などについて解説する。

【教科書・参考書等】
 <参考書>
   三宅敏恒:入門代数学,培風館
   永尾汎  :代数学,朝倉書店

   が,今回の授業の流れに沿った参考書であるが,

   堀田良之:代数入門−環と加群−,裳華房
   Herstein: Topics in algebra, John Wiley & Sons

   などにも眼を通して欲しい.

【関連科目・履修の条件等】
 
代数学概論第二へと続く。さらに、代数学第一、第二で扱われる
 ガロア理論において重要な役割を果たす。

【成績評価】
 
期末試験等により評価する。

【担当教員から一言】
 
群は数学の基礎をなす概念で、代数学だけでなく、幾何学の基本群等
 いたるところに登場します。また、物理学や化学の分野等でも、対称性の
 表れとして幅広く活用されます。ぜひ、群に親しんでください。
 また環や体は群とはまた違った方向へ発展していきます。