講義名 解析概論第一 b(Advanced Calculus I b)
開講学期 3学期 単位数 2--0--0
担当 本多 宣博 准教授:本館3階318号室(内線3386)
【講義の目的】
多変数関数の微分積分、ベクトル解析等、
理工学の様々な分野において使われる解析学の基礎的手法を
習得することを目的とする。
【講義計画】
1. 多変数関数の微分法
(a)
偏微分、全微分、方向微分
(b) 合成関数の偏微分 (連鎖律)、高階偏微分
(c)
ベクトル場;勾配、発散、回転
(d) 逆関数定理と陰関数定理
(e)
多変数関数の極大・極小問題、ラグランジュの未定乗数法
2. 多変数関数の積分法
(a)
二重積分、三重積分
(b) 線積分、面積分
(c)
ガウスの発散定理、グリーンの定理、ストークスの定理
【教科書・参考書等】
教科書は指定しない。参考書として次を挙げておく。
「解析入門
I, II」杉浦光夫(東大出版)
「岩波講座 応用数学 基礎解析 II 」 藤田宏・今野礼二(岩波書店)
「微分積分学」 難波誠(裳華房)
【関連科目・履修の条件等】
1年次の微分積分学、線形代数を履修していることを前提とします。
それらの内容を必要に応じて復習して下さい。
【成績評価】
中間試験と期末試験により総合的に評価します。
【担当教員から一言】
一年生の授業で未消化であった部分を,ここで挽回しましょう.