講義名 幾何学特論第二Special Lectures on Geometry II
開講学期 8学期 単位数 2--0--0
担当 村山 光孝 准教授:本館3階313号室(内線2701)



【講義の目的】
 3年次の位相幾何学の続きとしてホモロジー論とコホモロジー論の
基本的性質および計算とその応用について講義する.

【講義計画】
 ホモロジー論の復習
 可換環を係数とするホモロジー群とコホモロジー群
 複体の(コ)ホモロジー論

 時間があれば以下の項目も講義したい.

 ホモロジーとコホモロジーの関係, 普遍係数定理
 コホモロジー論における積と環構造
 積空間の(コ)ホモロジー
 多様体の(コ)ホモロジー, 応用

【教科書・参考書等】
 教科書は特になし.
 参考書としてはいろいろあるが
  裳華房 位相幾何学 加藤 十吉 著
  共立講座 現代の数学 位相幾何学 ホモロジー論 中岡 稔 著
  岩波講座 基礎数学 位相幾何学 服部 晶夫 著
    同上  ホモロジー代数 河田 敬義 著
  岩波書店 位相幾何学I 小松・中岡・菅原 著
 をあげておく. 他にも良書は多数ある.

【関連科目・履修の条件等】
 学部3年時の位相幾何学を履修していることが望ましい.
 環と加群の概念を把握していることが望ましい.

【成績評価】
 試験またはレポートによる.

【担当教官から一言】
 履修者の学習程度に応じて,講義内容,進度を調整する予定である.