講義名 線形空間論(Theory of Linear Spaces
開講学期 3学期 単位数 2--0--0
担当 増田 一男 准教授:本館3階314A号室(内線2215)

【講義の目的】

線形代数学第一および第二Bに引続き,より進んだ線形空間の

理論について解説する

 

【講義計画】

第1部.ジョルダン標準形

 1.固有値・固有ベクトル,行列の対角化等の復習

 2.ジョルダン標準形1

 3.ジョルダン標準形2

 4.ジョルダン標準形の応用

 

第2部.多重線形代数入門

 1.双対空間

 2. テンソル積

 

【教科書・参考書等】

教科書は使用しない

第1部では線型代数学の教科書を,

第2部では代数学や多様体論の本を参考にされたい

 

【関連科目・履修の条件等】

線形代数学第一および第二Bを履修済と仮定して講義する

 

【成績評価】

期末試験だけで評価する

 

【担当教官から一言】

線形代数のやや進んだ部分がテーマです。

一年次の線形代数の復習や二年次の代数との関連等を含めて、

行列を用いた具体的な部分から入り,ベクトル空間や線型写像といった

抽象的な部分にも触れたいと思います。

また、ジョルダン標準形の理論には見かけの全く違う方法があるのも

特徴ですので、それにも触れたいと思います。