講義名 基礎工業数学第二(a) (Applied
Mathematics for Engineers IIa)
開講学期 4学期 単位数 2--0--0
担当教官 村井 隆文 教授:本館3階310号室(内線2207)
【講義の目的】
ベクトル解析、フーリエ級数およびフーリエ変換(実1変数)が講義される。
主に、複素関数論及び調和関数論の視点から、講義題材が選ばれている。
【講義計画】
1.1 ベクトル解析: (内積、 外積、曲率、曲面積、div、grad, rot、n 等の基本量についての解説)
1.2 div=0の流体力学的解釈、gradの持つ幾何学的性質
1.3 曲面積に関するパラメーター変換(一般論)
1.4 曲面積に関する曲座標変換公式(学生の反応を見て、場合によって講義)
2.1 Fourier級数(部分和)
2.2 Riemann-Lebesgueの定理
2.3 Norm収束と概収束
2.4 Fejerの定理およびDirichlet部分和に関する収束定理
2.5 Parsevalの等式
2.6 Gibbs 現象
3.1 Fourier変換(可積分関数のFourier変換)
3.2 軟化子
3.3 2乗可積分関数のFourier変換とParsevalの等式
【教科書・参考書等】
教科書は指定しないが
ベクトル解析については「理工系の微分積分学」学術図書
(新保経彦・吹田信之)のpp.223-245を
参考書としてあげておく。
Fourier級数についてはサイエンスライブラリ理工系の数学12
「フーリエ解析とその応用」(洲の内源一郎)サイエンス社
参考書としてあげておく。
Fourier変換については「Lebesgue積分入門」(伊藤清三)裳華房を
参考書としてあげておく。
【関連科目・履修の条件等】
理工系基礎科目「微分積分学第一,同第二」を履修していることが望ましい。
【成績評価】
中間テストと期末テストによる。
【担当教員から一言】
基礎工業数学第II b,cのシラバスも良く読んでから受講すること.
純粋数学のみならず自然科学的視点についても触れられる。