講義名 解析概論第一 bAdvanced Calculus I b
開講学期 3学期 単位数 2--0--0
担当 三町 勝久 教授:本館2階203号室(内線2209)


【講義の目的】

 多変数関数の微分積分、ベクトル解析等、

 理工学の様々な分野において使われる解析学の基礎的手法を

 習得することを目的とする。

 

【講義計画】

 1. 多変数関数の微分法

 (a) 偏微分、全微分、方向微分

 (b) 合成関数の偏微分 (連鎖律)、高階偏微分

 (c) ベクトル場;勾配、発散、回転

 (d) 逆関数定理と陰関数定理

 (e) 多変数関数の極大・極小問題、ラグランジュの未定乗数法

 2. 多変数関数の積分法

 (a) 二重積分、三重積分

 (b) 線積分、面積分

 (c) ガウスの発散定理、グリーンの定理、ストークスの定理

 

 

【教科書・参考書等】

 「微分積分講義」 三町勝久著(日本評論社)

 「ゼロから学ぶベクトル解析」西野友年 (講談社)

 「解析概論」 高木貞治著(岩波書店)

 「解析入門」 小平邦彦著(岩波書店)

 

【関連科目・履修の条件等】

 1年次の微分積分学、線形代数を履修していることを前提とします。

 それらの内容を必要に応じて復習して下さい。

 

【成績評価】

 中間試験(またはレポート)と期末試験により総合的に評価します。

 

【担当教官から一言】

 一年生の授業で未消化であった部分を,ここで挽回しましょう.