講義名 数学特別講義A第2
開講学期 前学期 単位数2−0−0
担当 寺杣 友秀 教授
【講義の目的】
ゼータ関数の整数点での値を一般化した多重ゼータ値には
さまざまな関係式があり興味深い対象である。この講義では
それを周期積分の観点から眺めることにより、混合モチーフ
の理論がいかに強力に使われるについて解説する。
【講義計画】
1 多重ゼータ値の定義と積分表示
2 DG圏とバー構成法
3 サイクル複体と混合モチーフの圏
4 基本群に対応する混合モチーフ
5 応用
【教科書・参考書等】
特に使用しない
【成績評価】
レポートにより評価する
【担当教官から一言】
チェンの反復積分の理論の整数論への応用。
代数的サイクルや代数的K群は仮定して話しますが、
使い方は形式的ですので公理として認めて下さっても
結構です。主要な結果は復習しますが各自で
補ってください。