講義名 微分方程式概論(Introduction
to Differential Equations)
開講学期 5学期 単位数 2--0--0
担当 磯部健志 准教授:本館3階14B号室(内線2203)
【講義の目的】
常微分方程式の基礎事項を学ぶ。
【講義計画】
1.1階単独常微分方程式
2.1階常微分方程式系と高階常微分方程式、およびパラメータに関する解の依存性
3.線形常微分方程式
4.解の安定性と漸近的な振るまい
【教科書・参考書等】
教科書は指定しないが、参考書として
・常微分方程式と解析力学:伊藤秀一著(共立出版)
・微分方程式入門:高橋陽一郎著(東京大学出版会)
・常微分方程式入門〜基礎から応用へ:俣野博著(岩波書店)
・古典力学の数学的方法:アーノルド(岩波書店)
など
【関連科目・履修の条件等】
1年次の微分積分学、線形代数学および2年次の解析概論を履修していることを前提とします。それらの内容を必要に応じて復習して下さい。
【成績評価】
筆記試験(中間試験と期末試験)およびレポートにより総合的に評価します。
【担当教官から一言】
微分方程式の理論は、自然現象の記述と解明のみならず数学の基礎理論をつくる上でも基本的な手段となります。またそれ自身純粋に数学的な対象としても非常に豊かな問題を提供してくれ
ます。基礎理論の学習を通して、微分方程式の解析の楽しさを味わってみて下さい。