講義名
数学特別講義H(Special lectures on advanced topics in Mathematics H) 科目コード:MTH.E532
開講学期 3Q 単位数 2--0--0
担当 斎藤 秀司 東京大学 名誉教授
| 第1回 | 1.Grothendieck位相の復習と付値体の基礎の復習をしたのちにtame位相の定義. 2.Tameコホモロジーの基礎理論の解説(I): Tame位相の局所環の決定.Tame層の一般的な構成法と種々の例 3.Tameコホモロジーの基礎理論の解説(II): Tame コホモロジーの種々の計算方法. 4.GAGA:完備離付値体上のスキーム X のTameコホモロジーと X から生ずるリジッド解析空間 X^an のコホモロジーとの比較定理. 5.4の応用として完備離付値体上のスキーム X のホッジコホモロジーの自然な整構造の構成とその性質. |
課題は講義中に指示する
【準備学修(事前学修・復習)等についての指示】
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと.
【教科書】
使用しない
【参考書、講義資料等】
特にない
【成績評価の方法及び基準】
レポート課題 (100%) による.
【関連する科目】
MTH.A401 : 代数学特論A
MTH.A402 : 代数学特論B
MTH.A501 : 代数学特論E
MTH.A502 : 代数学特論F
【履修の条件・注意事項】
ハーツホーンの3章程度の内容(特に導来関手や層のコホモロジーの一般論)および圏論の基礎(特に随伴関手とKan拡張の一般論)についての復習と
https://www.lcv.ne.jp/~smaki/ja/preprints/index.htmlにある[L11] 東京科学大学集中講義録のpdfについての予習を行った上で受講することが望ましい。