川中島に題材をとった頼山陽の漢詩に、
「遺恨十年磨一剣」
という一節がある。

(…中略…)

少数でもひたすら一剣を磨く人々の存在によって、
政治や行政は変わるのである。


( 山口二郎 『危機の日本政治』 (岩波書店) p.166--167 )