スタッフ紹介
村上 斉

東京工業大学大学院理工学研究科
数学専攻 大域数学講座 助教授
研究教育分野: 低次元トポロジー

研究室: 本館3-19(3階)
電話: (03)5734-3387(直)
Fax: (03)5734-2738(共有)
E-mail: hitoshi@math.titech.ac.jp

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支笏湖 workshop

研究テーマ

低次元トポロジー,結び目,3次元多様体,量子不変量


研究の概要

 低次元トポロジーに関する研究を行ってきた.特に最近は結び目や3次元多様体の量子不変量を中心に研究している.
 以下に最近10年間の主な結果を述べる.
 1992年から1993年にかけて,3次元多様体の量子不変量が Casson 不変量を決定するという結果を得た.これは,その後大槻による有限型不変量および Le-村上順-大槻による普遍的量子不変量へと続く研究の先駆けとなっている.
 また,20世紀末には村上順との共同研究により,結び目の Jones 多項式の極限として結び目補空間の体積が得られるであろうという予想(体積)を提示した.これは量子不変量と幾何構造を結びつけるという画期的な予想であり,現在多くの研究者の注目を集めている.


研究の特色

 常に低次元トポロジーに関する新しい問題意識を作り出すことを目標にしてきた.その結果,例えば前述のの体積予 想に関する研究のように,世界中の人からその解決を目標にされるようになってきた.実際,予算獲得のためのキーワードとして「体積予想」は多くの人に利用 されている.
 また,これまで数多くの研究集会(1995年以降17件)を主催してきた.このうちの多くは単なる集会ではなくて,私が提示した問題を少人数で研究する という形式のものであり,特に若い人に大きな影響を与えてきたと思う.こういった研究方針の結果がが,2001年度京都大学数理解析研究所プロジェクト研 究の組織委員代表として,100名前後の参加者を集めたことに現れた.このうち半数近くが海外からの参加者であり,大半が若手の研究者であった.これは私 の研究態度が世界的にも認められていることの証左である.


今後の研究

 現在最も興味を持っている体積予想を中心に低次元トポロジーおよび関連分野の研究を続けていく.


学術論文